2020年04月18日

いけこの曲紹介♪「6つのマンドリンのための“Spring”」

新型コロナウイルスの影響で、コンサートも練習もできない状況です。
シゴトも、たいへんなことになっております。
そんな悲しい事態ではありますが、マンドリンの音色で、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

このブログで何度もタイトルが出ていた、あの曲を紹介します!

「6つのマンドリンのための“Spring”」(2019)
1.たんぽぽ色のスカート
2.曇り空に桜
3.新たな道へ進もう

編成
マンドリン1
マンドリン2
マンドリン3
マンドリン4
マンドリン5
マンドリン6

所要時間 14分


【解説】

2019年、「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」室内楽部門 奨励賞 受賞。
普段はマンドリン、マンドラテノーレ、マンドセロによる、小編成の曲を作っています。
このコンクールの楽器編成の規定にギターやマンドリンはありますが、
マンドラやマンドセロがなかったため、マンドリンの六重奏を作ってみようと思いました。
マンドリンだけの組み合わせで、どんな表現が可能か、試みました。

1.たんぽぽ色のスカート
明るい色のスカートをひるがえし、きゃしゃなハイヒールで、
踊るように街を歩きます。
「A」から、十六分音符二つをスイングにして弾いてください。

2.曇り空に桜
肌寒い、どんよりとした曇り空に、桜が散りゆきます。
ここでは、マンドリン1だけがトレモロで、ほかのパートはすべてピッキングで演奏します。

3.新たな道へ進もう
たくさんの思い出をかかえながら、それらを胸にしまい、その先の道へ、一歩踏み出す。
自分の選んだ道を進むのは、勇気がいるけれど、
光の先には何があるのか、知りたいから。
今、走り出そう。




Windowsのビデオエディターで作りました。
限られた機能を活かして作るのも、けっこうおもしろいものです。
演奏動画ではなく、風景ばかりの曲紹介動画です。
知床の風景が多いかな。
あとは、常磐公園の桜とか。

コンクールについては、「TIAA」のカテゴリをごらんください。


楽譜の入手について

TIAAプロデュースより楽譜の出版を検討していましたが、当方公務員のため、兼業を申請して許可を得る必要があります。
今は現場も申請先もそれどころでない状況なので、申請を留め置いております。
もう少し落ち着いてから…と考えています。
申請しても許可が下りなければ、これまでどおり、プリントアウトした楽譜をわたしからさしあげます。
結果が出るまで、今しばらくお待ちください。


ほかにも、いろいろ曲があります→「いけこのマンドリン曲 作品リスト
posted by いけこ at 15:33| Comment(0) | いけこのマンドリン曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月01日

いけこの曲紹介♪「ここからうまれる」

今、北海道は「緊急事態宣言」が出ています。
家にこもって、のんびりすごしております。
そんな時だからこそ、未来に希望がもてるように、この曲をUPしました。

いけこの作ったマンドリン曲を紹介します。

「ここからうまれる」
2016年に作りました。
編成は
マンドリン
マンドラ
マンドセロ
の、三重奏です。
所要時間は、4分半。

【解説】
たったいま この場所から
風がうまれた 気がする
そしていま この胸のまんなかから
なにかが うまれる。



↑わかりにくいでしょうか…。
こんなイメージです。

ある晴れた日、目の前で風が起こる瞬間に出会いました。
あるいは錯覚なのかもしれませんが、無風だった状態から、ふわりと空気が上昇する感覚。それを、肌で感じました。
そのとき同時に、自分の心の中にも行動への動機がうまれ、生きる希望が湧いてきました。
「なにか」を「したい」と思う気持ちは、人それぞれちがうでしょうが、それが生きる糧になり、幸福をうみだすのだと気づいた瞬間でした。


この曲を作るときに、こんな感じでつくりたい…と思っていたのは、杉真理(すぎ・まさみち)の「いとしのテラ」。
曲調はちがいますけどね。
あ~年がばれるなあ(何をいまさら)。
アルバム「MISTONE」と、アーティスト本「MISTONE」が、とてもいいんですよ!
本のほうは、SF、タイムワープもの、ダジャレなど、杉真理の書いた話がたくさんあって、ただのアーティスト本ではありません。彼は小説家だ!
…話がずれました。


この曲は、2019年9月にSound-Holeが「第3回北海道マンドリンフェスティバル」で演奏しました。

パソコンを替えて、ムービーメーカーが使えなくなったので、今のパソコンに入っているPowerDirectorを使って、紹介ムービーを作ってみました。まだ慣れていませんが…。
よろしければご覧ください。


お問い合わせ・楽譜ご要望の際は…
posted by いけこ at 17:08| Comment(0) | いけこのマンドリン曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月23日

いけこのマンドリン曲 作品リスト

マンドリンの曲を、ぼちぼち作っています。
その中には、日本マンドリン連盟機関誌「JMUジャーナル」に掲載していただいた曲もあります。
また、それをきっかけに、道内・道外のみなさまに演奏していただく機会も増えてきました。

いけこの作品リストを紹介します。
YouTubeで何曲か公開しているので、今後リンクをはっていきます。
新曲ができたら、そのつど更新していきますね。



2011年から、「○月の~」というタイトルで、マンドリン×2、マンドラ、マンドセロの四重奏のためのカレンダーシリーズを作ってきました。
このたび、「2月の雪わたり」で、シリーズが完成しました。
長い曲、短い曲、緩急いろいろありますので、気軽にご試奏いただければうれしいです。


【2020.2.23更新】

※題名に色と下線があるものは、このブログ内の曲紹介ページにリンクしています。
※「→YouTube」をクリックすると、YouTubeで公開している動画が出ます。

M:マンドリン MD:マンドラ MC:マンドセロ Gr:ギター B:コントラバス Perc.:パーカッション

作品No. 作品名 作曲年 編成  時間

ルフラン  1999   1M(or MD),2M   3分半
   1999  1M,2M     4分
風にのって (No.2を編曲) 2003  1M,2M,MC 4分 →YouTube
Neĝo brilas~雪がきらきら~ 2003  M,MD,MC 3分 →YouTube
フリージア  2004 1M,2M,3M,MD,MC 3分半
ゆるい坂  2004 1M,2M,MD,MC 4分半 →YouTube
おさんぽのための3つのうた
    1.川沿いの道 2.てけてけ 3.ひだまり 2004 1M,2M,MD,MC 9分
南の浮島 2005 1M,2M,MD,MC 3分半 →YouTube
たちあおい 2005 1M,2M,MC 4分
10 the play of light on the water ※「JMUジャーナル」第219号掲載
2006  1M,2M,3M,MC  *1M,2M,MD,G編曲(2016) 3分 →YouTube
11 月だけが見ていた 2006  M,MD,MC 5分 →YouTube
12 お気楽アイスクリーム
    ※「JMUジャーナル」第221号掲載 2006  1M,2M,MD,MC
    *B加筆(2010) *MC→Gr編曲(2012) 4分
13 スキップ! 2007  1M,2M,1MD,2MD,3MD,B 3分半
14 青の時   ※「JMUジャーナル」第225号掲載 2007  
1M,2M,1MD,2MD,MC 6分 →YouTube
15 ルフラン(No.1を編曲) 2007  1M,2M,MD,MC,Perc.(セミーヤ、チベタンベル) 5分
16 neutral    ※「JMUジャーナル」第218号掲載 2007
 1M,2M,1MD,2MD,MC 6分 →YouTube
17 海へいこう♪ 2008  1M,2M,MD,Gr,B MC加筆(2013) 3分半 →YouTube
18 えぶたんのほっぺ
    1.らんららーん♪ 2.うたたね 3.おにいちゃんすごいね 2009 M,MD,MC 10分
19 雨やどり  2009  M,MD,MC 3分 →YouTube
20 あなたにあげよう 2010  M,1MD,2MD 4分 →YouTube
21 冬の足音 
    1.ロータリー 2.凍れる星 3.風花とブリザード
2010 
      マンドリンオーケストラ(1M,2M,MD,Gr,MC,B) 12分 →YouTube
22 曇天  2011  1M,2M,1MD,2MD,MC 2分
23 オノマトペ組曲
    1.とことこ(onomatopée)2.ひらひらり 3.もんわり… 4.ぴかりぴかり
    2011 1M,2M,MD,MC 12分
24 5月の花盛り 2011  1M,2M,MD,MC 3分半 →YouTube
25 6月のラムネ 2011  1M,2M,MD+perc.(ガラガラ、チベタンベル),MC 3分半
26 7月のsplash! 2012  1M,2M,MD,MC 4分
27 11月の雀    2012  1M,2M,MD,MC 4分
28 8月の素肌   2013  1M,2M,MD,MC 5分半
29 4月の裏参道 2014  1M,2M,MD,MC 4分 
30 12月の祈り  2014  1M,2M,MD,MC 6分半
31 9月の自転車 2015  1M,2M,MD,MC 5分
32 夏いきれーSmell of Summer― 2015  M,MD,MC 4分
33 1月のシュプール  2016  1M,2M,MD,MC 5分
34 ここからうまれる  2016  M,MD,MC 5分 →You Tube
35 10月の月光冠   2017  1M,2M,MD,MC 6分 →マーブルレコードさんのYouTube
36 3月の道標  2018 1M+perc.(スレイベル),2M,MD,MC 7分半
37 2月の雪わたり 2018 1M,2M,MD,MC 6分
38 6つのマンドリンのための“Spring” 1.たんぽぽ色のスカート 2.曇り空に桜 3.新たな道へ進もう 2019 1M,2M,3M,4M,5M,6M 14分 「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」室内楽部門“奨励賞”受賞 
39 Superimpose スーパーインポーズ~N氏のコード進行による~ 1.ちいさな星 2.どうぞごいっしょに 2019 1M, 2M, MD, MC 4分半
40 秋、常磐公園にて 1.Sentimental 2.ぎんなんひろい 3.川を渡る風 2019 M,MD,MC 10分 


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posted by いけこ at 23:37| Comment(8) | TrackBack(0) | いけこのマンドリン曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月27日

いけこの曲紹介♪「青の時」

ひさしぶりに、わたしの作った曲を紹介します。
冬なので、北国の曲を…。

今回は、「青の時」
2007年作曲
編成は、
マンドリン1
マンドリン2
マンドラ1
マンドラ2
マンドセロ
の、五重奏です。
マンドラが2パートあるところが、なんともぜいたくな作りです。そういう編成って、なかなかないでしょう?
5名のマンドリン団体がありましたら、ぜひ弾いていただきたい曲です。
所要時間は、約6分です。

この曲のスコアは、2010年、まだ一般社団法人になっていないころの 日本マンドリン連盟 機関誌「JMUジャーナル」第225号に掲載されました。

【解説】

『青い光が見えたから~16歳のフィンランド留学記』
(高橋 絵里香 著、講談社)文中の
「青の時(Sininen hetki)」を題材に、曲を作ってみました。
極寒の北欧にて、夜明けの青い風景に身をひたすうち、しだいに
かたくなだった自分の心が解きはなたれ、上空から大地を俯瞰する
―そんな心の動きを描いてみようとつとめました。


青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記
青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記

そう、この曲は、自分にしてはめずらしく、本を読んだときに湧きだしたイメージなのです。
本の表紙も、「青の時」の写真です。
北海道もそうとう寒いけれど、フィンランドはこんなものじゃないだろうなあとか、著者の心情の変化を音で表すとこんな感じかなあとか、いろいろ想像しながら作りました。
情景描写というよりは、心理描写をしたいと思って作りました。
そうしてできたのが、この曲です。
Sound-Holeが演奏しました。↓




『青い光が見えたから~16歳のフィンランド留学記』は、お世話になった方の娘さんが書いた本です。
日本とフィンランドの文化や学校教育の違いがとても詳しく書かれていて興味深く、また、著者が生活や勉強に努力する姿も心打たれます。
ぜひ、みなさんも読んでみてください!
個人的には、バンド「ジャガイモ」の演奏シーンが一番好きです!


ムーミンキャラクター図鑑
ムーミンキャラクター図鑑

↑彼女が翻訳した「ムーミンキャラクター図鑑」も、おすすめです!
つづきはこちら
posted by いけこ at 22:09| Comment(2) | いけこのマンドリン曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月07日

いけこの曲紹介「the play of light on the water」

北海道も暑いです!
ちょっとでも涼しくなるように、水に関する、いけこの曲をどうぞ!

「the play of light on the water」
2006年に作りました。

編成は、
マンドリン1
マンドリン2
マンドリン3
マンドセロ の、4パート。

ちょっと変則的ですね。
ちょうどこのころ、Sound-Holeのメンバーがマンドリン3人とマンドセロだったので、こんな曲を作ってみました。
だって、そういう編成の曲は、売られていませんからね。

2016年には、トロワ・クプルスの皆様から、
「うちの編成に合わせてくれたら、弾くよ!」
と言われて、
マンドリン1
マンドリン2
マンドラ
ギター  に直したバージョンも作っています。(パート間で、あちこち音を入れかえております)

所要時間は、約3分です。

【解説】
英和辞典の“play”のページに載っていたことば
「水面の光のゆらめき」
から、発想をふくらませました。


マンドリンのトレモロのキラキラした感じや、ピッキングの余韻の美しさが、水面の光のゆらめきを表現するのに適しているのではないか
と思って、作りました。

うーん、このときは、Finaleの無料試用版を使ってスコアを作ったけれど、そこからパート譜ができなかったので、手書きで写譜していたなあ…。何という手間でしょう。
でも、3分程度の曲だから、手書きでもいけたのかも。

その後、Print Musicを買って、パート譜も作ることができるようになりました。
(今は、Finale2011から、Finale26にバージョンアップしました。)


2009年7月発行の、日本マンドリン連盟(この時は、まだ一般社団法人ではなかった)の
機関誌「JMUジャーナル」第219号に、スコアが掲載されました。


こちらは、Sound-Holeによる、練習のようすです。
騒音も入っていて、聞き苦しいかもしれませんが…。
よろしければ、ご覧ください。



いけこの曲、ほかにもいろいろあります→いけこのマンドリン曲 作品リスト
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posted by いけこ at 21:28| Comment(0) | いけこのマンドリン曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月05日

いけこの曲紹介♪「ゆるい坂」

ひさびさの曲紹介です。
わたしが作ったマンドリン曲を、紹介します。

「ゆるい坂」
2004年の作曲です。

【編成】
Mandolin1
Mandolin2
Mandola
Mandocello


【解説】
ゆるい坂を のぼっていく。
とちゅうで、ひっそりと にわか雨。
ふと振り返ると、
坂の下は 金色に輝いて見えた…。
そんな趣の曲です。

ゆるく弾いて、物憂げな感じを
出せたらいいなと思います。

ギターのないマンドリン四重奏の
レパートリーが少ないので、
作ってみた一曲です。



2011年の録音から、曲紹介ムービーを作ってみました。
画像は、ごく最近の、旭川の風景です。

ゆるい坂/mandolin




こちらは、だいぶ前に作った、サンプル版です。
録音はあまりよくないです。途中でフェードアウトします…。

ゆるい坂.sample



この曲は、2011年2月、「第40回マンドリン四重奏演奏会」にて、 Surround-Whole(サラウンド・ホール)が演奏しました。
サウンド・ホールに他メンバーが加わっているので、この名前なんです(笑)。


編成は、マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドセロの四重奏です。
ギターの入る四重奏(マンドリン×2、マンドラ、ギター)の楽譜はよくありますが、ギターがいないと、とたんにレパートリーがなくなるんですよね。
この編成でマンドリンオリジナル曲の楽譜があっても、技術的にとても難しかったりして、断念すること多数。
この時期は、「このパート編成で、わたしたちは何が弾けるだろうか?」と模索していました。
マンドリン四重奏に編曲された楽譜はなかなかないので、弦楽四重奏やリコーダー四重奏などからみつけて弾いていました。
(のちに、弦楽四重奏は使わなくなり、リコーダー譜から、ルネサンスやバロックへと火がついていきました。)
そこで、「自分たちに合う楽譜がなければ、作っちゃえ!」と考えて、曲を作るようになりました。
当時は、浄書ソフト「Finale」の無料試用版を使ってスコアを書いていました。
試用版ではパート譜が作れなかったので、スコアを見ながら、手書きでパート譜を作っていました。
(現在は、購入したFinaleを活用しているので、この曲のパート譜も印刷できます。)
懐かしい…。
冒頭の、マンドセロの「タラーン♪」という音を、どう楽譜に表わしたらよいか、かなり悩んだ記憶があります。

ラスト近くの練習番号「F」のところは、マンドラが最初のメロディを高音で弾き、ほかのパートがからみついてくるところです。
ただし、ここではメロディが主役というわけではないので、他パートを押さえずに、みんなでねっとりからみあってください(笑)。

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2018年12月27日

いけこの曲紹介♪「冬の足音」

年の瀬ですね!もうすぐ2018年も終わりです。

いけこのマンドリン曲を、紹介します。
YouTubeで公開しているのですが、このブログでまだ取り上げていませんでした。

今回は、「冬の足音」です。

「冬の足音」
 1.ロータリー
 2.凍れる星
 3.風花とブリザード

2010年に作曲。
わたしとしてはめずらしく、マンドリンオーケストラという編成で作りました。

1stマンドリン
2ndマンドリン
マンドラ
ギター
マンドセロ
コントラバス

【解説】

1.ロータリー

旭川の「常盤(ときわ)ロータリー」は、
冬になると、イルミネーションが点灯されます。
バスにのってそこを通るときの、
回る、回る感覚と
街へ近づく うきうきした感じが好きです。
雪など降っていれば、最高です。


2.凍れる星

積もったばかりの雪の中
(キシ、キシ、キシ、キシ……)
わたしの足音だけが 生きているのです

黒い空には
凍りついた星たちが
今にも こぼれ落ちてきそうです

この世に居るのはわたしだけ?

―と思った時―
ひっそりと闇を裂いて
汽車が 過ぎてゆきました

(昔書いた詩に、混声合唱のイメージで、20 年くらいずっと、頭の中で鳴らし続けていた曲です。)


3.風花とブリザード

イントロは、舞台下手側から上手側へ、音が移動していきます。
風がどうと吹きぬける感じを表してみたいと思って、書きました。
ぽっかりと晴れているのに、空の高いところから舞いおりてくる風花。
野原の向こうからやってきて、とり囲む猛吹雪。
どれも、大学時代に 札幌・あいの里で経験したものです。
そして、それに負けず一歩一歩すすむ、北国の人々。
やがてくる、春に向かって。



初演は、2013年。
北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会 第9回定期演奏会で、演奏されました。(2013.8.18)

2016年には、岩手大学マンドリンクラブ 冬の演奏会で、第1楽章「ロータリー」を演奏していただきました。

また、旭川市立永山南中学校マンドリン部の皆さんには、
2017年2月 吹奏楽部&マンドリン部ジョイントコンサート
および
2017年9月 光陽中&永山南中マンドリン部ジョイントコンサート
にて、演奏していただきました。
このときは、3楽章のイントロを、指定通り、下手から上手へ音が移動するように弾いてくださいました。


☆札教大OB会による、初演のようすを聴くことができます。

↓todorokigentaroさんからいただいた音源を使って、いけこが紹介ムービーを作りました。解説付きです。
常盤ロータリーも、見られますよ。


↓こちらは、todorokigentaroさんが公開している、「公式版」です。演奏は同じですが、音の響きがちがうでしょうか。



この曲は、2010年 大阪国際マンドリンフェスティバル&コンクールに出品したものです。
このときのコンクールは、マンドリンオーケストラ用の作曲部門でした。
残念ながら本選に残ることはできなかったのですが、審査していただけたのは、貴重な経験でした。
また、半年以上かけて、頭の中でぐるぐる音を鳴らしながら、楽譜に書き起こしていたときの興奮状態は、とても楽しかった!今では、なかなか体験できないと思います。
ふだん、小編成の曲ばかり書いている自分にとっては、とても勉強になりました。
演奏者にとって読みやすく、作曲者の意図が伝わりやすい楽譜を作るために、工夫が必要であることも学びました。お問い合わせ・楽譜ご要望の際は
posted by いけこ at 22:27| Comment(2) | いけこのマンドリン曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月05日

いけこの曲紹介♪「南の浮島」

ひさびさに、曲の紹介をします。

7月なのに、大雨が降るし、寒いです…。
衣替えをしたのに、またカーディガンを着ていますよ。

でもめげずに、気分だけは夏です!
今回は、「南の浮島」を紹介します。
2005年に作曲。
編成は、1stマンドリン,2ndマンドリン、マンドラ、マンドセロの四重奏。
所要時間は3分半です。

【解説】
イメージは、自分が行ったことのある最南端、屋久島。
あかるい 空。
光に満ちた 島。
潮の 流れ。
たゆたう こころ。
ここちよい 風。
雨さえ あたたかい。
生きている 幸福感。
そんな気分を、ゆったりとした
メロディに あらわしてみました。



むかし、オットといっしょに、縄文杉を見るために山に登ったんですよね。
北海道では、登山といえば夜明けから行動するから、「5時に登り始めたら、遅いくらいだ」と思っていました。
北海道の夏の夜明けは、3時半から4時くらいですかね。
しかし屋久島では5時だと真っ暗で、ガイドブックどおり、6時になってやっと登れるくらいの明るさになりました…。

下り道で、後ろを歩く人が、わたしたちのことを話しているのが聞こえました。
「あの人たち、なんで鈴をつけているの?」
「ああ、あれは北海道から来た人だよ」
えっ?登山にクマよけの鈴って必携でしょ…それ、北海道だけですか!?
たしかに、屋久島ではヤクシカとヤクザルしか見なかったけどさ!

   *   *   *   *   *   

この曲は、2007年2月に、「第36回マンドリン四重奏演奏会」にて、Sound-Holeが演奏しました。

↓こちらは、Sound-Holeによる練習時の録音(2006年)ですが、公開当時はサンプル程度に考えていたので、途中でフェードアウトしております…。



↓こちらは、2018年3月に、福岡マンドリンオーケストラ・ホームコンサートで演奏されたものです。
Quattro formaggiさんによる演奏です。ありがとうございます!



ギターのないマンドリン四重奏で、自分の感じたことを、好きなように作りたい!
と思いながら作った、一曲です。
技術的には難しくないので、ゆったりしたテンポをうまく合わせて、アンサンブルを作れればいいと思います。

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posted by いけこ at 22:24| Comment(0) | いけこのマンドリン曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

いけこの曲紹介☆「海へいこう♪」

いけこの作ったマンドリン曲を紹介します。

「海へいこう♪」
2008年作曲
編成
Mandolin1,Mandolin2,Mandola,Guitar,Contrabass
※Mandocello加筆 2013

【解説】
北海道の内陸に住んでいると、
海へ行くことが、夏の大イベントだったりします。
海をめざしてドライブするときの高揚感を、
波乗り風のリズムにのせてみました。

マンドセロは、中学校のマンドリン部のために加筆したもので、
ディヴィジョンの部分があります。


これはもともと、大学サークルの現役部員ために書いた曲です。
当時はセロパートがいなかったので、その編成に合わせて作りました。
トレモロ習得の前に、きれいなピッキングを出せるようになってほしいなと思って、ごく一部を除いてすべてピッキングにしました。
卒業演奏会で演奏してくれたのですが、彼らはなぜか、指定よりかなり遅いテンポで、トレモロにして弾いていました…。
誰にでもわかりやすく読みやすい楽譜を作らねばと、反省しました。

セロ加筆版は、2013年に旭川市立光陽中と永山南中のマンドリン部が合同で演奏。
また2016年には、永山南中さんが演奏してくださいました。
ノリノリで弾いてくれました!ありがとうございます。

こちらの動画は、2018年2月、福岡シンフォニックマンドリンアンサンブルの部内演奏会にて。
演奏してくださったのは、「MEFT」という、若者のみなさんです。
YouTubeにupしていただき、ありがとうございます!!


そういえばこの曲、自分では、公の場で演奏したことがないのですよ。
ギターが入った編成だからでしょうか。

いけこの曲、ほかにもいろいろあります。→いけこのマンドリン曲 作品リスト

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2018年03月24日

いけこの曲紹介♪「4月の裏参道」

北国もだんだん雪がとけてきました。春がくるのが、待ち遠しいです。
はやくハイヒールをはいて、おでかけした~い!

いけこの作ったマンドリン曲を、紹介しています。
今回は
「4月の裏参道」
2014年作曲
マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドセロの四重奏です。
いけこのカレンダーシリーズで、5番目にできた曲です。

【解説】
おひさまのぬくもりに春を感じながら、
学生寮から、裏参道へと歩く。
お気に入りの雑貨屋
オープンで親密な喫茶店
隠れ家のようなケーキ屋さん
何度も通ったプール。
春がくるたびに少しずつかわっていく あたらしい生活に
ちょっぴりの不安を感じながら
まだ若かったわたしが、地に足をつけようと
あるいていた あの日のようすを
ボサノバのリズムに のせてみました。


今思えば、大学生のときの“4月”って、学校が始まるまで地に足がつかなかったり、寮に新入生が入ってきたりして、フワフワ、そわそわした日々を送ってきたなあ…。
けっこう最近まで、「履修登録まだしてない!」と、あせる夢を見ていました(夢でよかった)。
就職してからは、自分の生活は自分で作らなきゃ!と、現実的で忙しい日々だったと思います。
今なんか、ぶらぶら歩いてお店をのぞくなんて暇、ありませんわ~。


↑こちらは、作ってから1年後、2015年にマンドリン四重奏演奏会で演奏したときの録音です。
休符をちゃんととるべく、練習しました。
いつかもう一度弾くなら、もう少しゆったり弾きたいです。
この曲はのちに、札幌マンドリン倶楽部「夢追い人」さんが、部内演奏会で演奏してくださいました。

画像は、小さいころのこどもたち。
このころ、マンドリンの練習のために、子連れで富良野から札幌へ通っていました。
三岸好太郎美術館の、「おばけのマ~ル展」に行ったなあ。
円山動物園に、まだ遊園地があったころです。
ぼんずは乗り物好きなので、市電にもよく乗りました。


2019.9.26追加

↑こちらは、マンドリーノ・ジラソーレさんの演奏です。
2019年8月4日に、九州支部マンドリンアンサンブルフェスティバルで演奏していただきました。
ありがとうございます!お問い合わせ・楽譜ご要望の際は、
posted by いけこ at 21:47| Comment(0) | いけこのマンドリン曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする