2019年07月29日

TIAA披露演奏会への道② スイングもシンコぺも、たいへんだよ!

10月12日のTIAA全日本作曲家コンクール披露演奏会に向けて、「6つのマンドリンのための“Spring”」の練習を始めました!
前記事「TIAA披露演奏会への道① 東京行き決定!」も、ごらんください)
いつも集まるメンバーではなく、披露演奏会のために集まって練習しているので、このブログでは、練習やわたしの感想を書いていこうと思います。
この曲の音源はまだ披露できませんが、今後この曲を演奏してくださる方にとって、アンサンブルのつくり方や練習の方法など、参考になるものがあるかもしれない…と思うので、記録しますね。


6月15日 第1回練習

初めて弾くわたしの曲を、演奏者の皆さんがどのように感じてくださるのだろうかと、緊張しながら初回の練習を行いました。
演奏は、百戦錬磨のオトナのみなさんに、お願いしております。
北海道の「猛者」とも言えるでしょうか。
そんな中で、わたしも弾くのは、かなりドキドキです。

みなさんオトナですから、初見でもガンガン弾きます。
音楽の先輩ですから、みなさんガンガンご意見くださいます。
でも、なんか違和感がいっぱいでした。
わたしも一緒に弾いているので、客観的に聞くことが、なかなかできません。
帰りに練習の録音を聴いてみて、気づきました。
スイングも音取りも、速いのも遅いのも、まだ、弾けていないということに。
弾けていないうちに、細かいニュアンスや速度変化についてあれこれ作るのは、まだ早い!
よし、次回の練習プランは、できたぞ。

録音しておくと、客観的に聴けます。



7月28日 第2回練習

曲を作った者としては、いい加減に弾かれては、だまっていられません。
今回は、スパルタ練習させてもらいます!覚悟してくださいね~。

1楽章…スイングとM.M.八分音符=200
練習記号「A」からは、16分音符2つをスイングして弾きます。
「B」のところは、タァラッタラン、タァラッタラン♪です。
スイングする音楽は、みなさん聴くのはお好きでしょうが、弾くのはけっこう難しいようです。
タタッタタ、タタッタタと、だんだん後ろが詰まってきます。
そこで、こんな練習をしてみました。
メトロノームに合わせて、超ゆっくり、M.M.八分=100くらいで、スイングをちゃんと弾きます。
ちゃんと弾けたら、メトロノームの速度目盛りを2つほど上げて、また弾きます。
あとはその繰り返しで、目標値 八分音符=200まで上げていきます。
最後に、メトロノームなしで弾きます。

2楽章…M.M.四分音符=60をつかめ
今日は、速さが変わるところは、やりません。M.M.四分=60の速さに、慣れてください。
ということで、この曲でも、メトロノーム活用。
この曲は、マンドリン1だけがトレモロで、マンドリン2~6はピッキングのみで演奏します。
そこで、マンドリン1のわたしは弾かないで、あとの5パートのみなさんだけで弾いてもらいました。
そうすると、弱点がポロポロ見つかります。
まず、練習記号「A」に入って四分音符から八分音符の動きに変わっただけで、テンポがずれます。
「A」の途中で三連符が出てくるところも、同様です。
「B」で、十六分音符が連なるところも、やはり走ります。
そのたびに一度止めて、動きが変わるところから練習し、うまくできたら、その前から続けて練習します。
「D」で、フォルテになると、十六分音符がまた走ります。特に47~48小節目が走るので、徹底的に合わせて、そのあとでアクセントをつける練習をしました。

音符が多くなると、また、強く弾くと走る傾向があるようです。
拍感覚を身につけるのは、練習が必要ですね。
四分音符も、ほんとうはもっと、そろえたいところです。

「E」のLargoは、とくに速度指定をしていません。
ここでは、M.M.四分=50で、ルバートなしで練習してみました。
試しにマンドリン1が入ると、やはり他パートの十六分音符の動きが崩れるので、1なしでメトロノームに合わせて練習してから、1をのっけました。
次回、ルバートをかけてみますね。

3楽章…4種類の速さを覚えろ!十六分休符を侮るなかれ
この楽章では、
冒頭と「G」…四分=54
「A」~「D」…四分=80
「E」~「F」…四分=108
最後7小節間…四分=120
という、4種類の速度があります。
これもメトロノームに合わせて弾き、できたら、メトロノームなしで弾きました。
つなぎや変わり目の練習は、また次回。

難関は「E」のメロディと、「F」のリズム。
いずれも、十六分休符が大事です。
タイのついた八分音符も、ピッキングでちゃんと音を残して弾きます。タラララッタッターララー♪
シンコペーションって難しいのね。
四分=88あたりから、ゆっくり練習しました。
「E」のメロディを、マンドリン1,2,3だけで特訓。
「F」のリズムを、マンドリン5と6だけで特訓。それから全員で合わせます。
そのあと、92、100、108とテンポを上げていき、メトロノームなしへ。

最後のAllegro vivaceも、シンコペーションのあるメロディなので、難しいです。
四分=88で、マンドリン2と3のメロディを覚えこみ、同様にマンドリン4,5,6も特訓。
みんなで合わせた後、88から徐々に上げて、120までいきました。

弾けない時は、ゆっくりテンポから練習して、目標値を目指します。

この日は、これで終了。
夜間の練習、おつかれさまでした!


なんでメトロノームを使うのかって?
「音楽が機械的になる」と、敬遠する人もいるかもしれません。
しかし、われわれはしょせんアマチュアです。ふだんは個人練習の時間も、あまりとれません。
加えて、この合奏では指揮者もいません。
演奏者全員が、まず、テンポ感覚と拍感覚をきちんと覚えてからでないと、人間的な音楽も作れないと思い、こういう練習にしてみました。
(音取りなど、自分の個人練習は、たいていこんなふうにしています)
posted by いけこ at 22:53| Comment(0) | TIAA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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